ガムランボール | デジタル編集者は今日も夜更かし。

デジタル編集者は今日も夜更かし。

出版社に在籍していながら、仕事はネット、携帯などデジタル企画のプロデュース。

もし雑誌をやっていたら記事にしたかもしれない様々なネタを、ジャンルにこだわらずコラム風に書いてみる。アナログ志向のデジタル編集者は、相も変わらずジタバタと24時間営業中!

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いま幸せか、と問われたら、ボクはホンの少しだけ考えて、幸せだ! と断言するだろう。
どうだ、参ったか。


幸せに定義はないと思うので、自分が幸せだと思っていれば、それでいいのかも知れない。
人それぞれだろう。
ボクがいま幸せだと思う理由は、ただ、ボクの周りにいる人たちすべてを信じることができるからだ。
信じられる人たちだけと仕事をし、遊び、生活ができる。ひとかけらも疑うことなく、毎日を過ごすことができる。これが、ボクの幸せ。


でもボクは、欲望が人一倍強いと自覚しているし、
現状を100%肯定しているわけでも、境遇を無批判に受け入れているわけでもない。
だからいまが十分に幸せだとしても、それで満足しているわけではない。
さらなる高見を目指して、ボクはいまでも貪欲なのである。
そのためオトナのクセに、達観も、諦観も、悟りも無縁のジタバタぶりで、最近のブログ記事はちょっと情緒的すぎないか?などと指摘されたりするていたらく。仰るとおり。
だからまるで20代の女のコのように、幸せグッズに関して敏感だったりする。


持っていると“幸せになれる”と最近とくに人気のガムランボールをバリのお土産にもらった。インドネシアのガムラン音楽の高音のドラのような音がでる鈴で、ケータイにぶら下げている。
Gパンのポケットに突っ込んでいるので、歩くとガムランの音がかすかに深く響く。
もともと、日本の鈴もお守りに使われていて、御利益があるとされる。鈴を振って、よくなればなるほど、よくなる…。つまり、良く鳴れば、良く成る、という洒落らしい。


持っているだけで幸せになれる保証はないけれど、でも、素敵な音なので、コロコロ音色が心地よい。

ガムランボールに人生は託せないにしても、誰しも幸せになりたいし、いまの幸せを続けたい。ヒーリング効果もあるし、流行るのもわかるな。
そしてボクはガムランボールに、いま以上の幸せ、ゼッタイ内緒、誰にも言えない願いを込めるのだ。やっぱり、ジタバタ。