ボトルメール | デジタル編集者は今日も夜更かし。

デジタル編集者は今日も夜更かし。

出版社に在籍していながら、仕事はネット、携帯などデジタル企画のプロデュース。

もし雑誌をやっていたら記事にしたかもしれない様々なネタを、ジャンルにこだわらずコラム風に書いてみる。アナログ志向のデジタル編集者は、相も変わらずジタバタと24時間営業中!

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バーチャルな瓶に手紙を入れてネットの海に流すと、いつかどこかのネットに繋がっている誰かに届く。
どこかの誰かが流した手紙が、偶然に自分のPCに流れ着く。


そんなロマンチックなボトルメールのサービスは、
インターネットが普及し始めたいまから10年近く前、日本のネット人口がようやく500万人を越えた時代に始まった。
リクルート社が始めたボトルメールはビジネス的に成り立たなくなって、2002年にいったんサービスを終了したが、いままた、ブログパーツとして復活を果たした。


ボクは、寂しがり屋の独り好き。
みんなとワイワイしてるのは大好きだけど、独りでいる時間もゼッタイに必要なのだ。
ところがとってもワガママなことに、せっかく手に入れた独りの時間も、常に誰かと繋がっていないと寂しくなってしまう。だから、ケータイやメールやメッセンジャーにかなり依存しているし、mixiの足跡がスゴク気になる。
そして独りでいるときに、イチバン考えているのは自分のことではなく、誰か、のこと。
ポケベルさえなかった時代から生きているのに。
そういえば、ポケベル時代は、電波の届かない地下鉄がとても不安だったなぁ。できるだけ地下街を歩かずに、速やかに地上に出た。ポケベルには留守電機能なんてなかったから、メッセージが送信された瞬間に地下にいたら、受信するチャンスを逃してしまうのだ。


仕事はいつもチームで行うし、プロジェクト毎に数人から十数人の人たちが集まる。メールも毎日数十通をやりとりしている。会議や打ち合わせやディレクションが続いて、数時間喋りっぱなしのこともある。それに、ほとんど毎日、初めての人と出会う。
だから、時には独りになりたいのだろうけれど、だから、やっぱりひとりぼっちが寂しい。
誰かと、繋がっていたい。


じつはブログも、ボクにとってはどこかの誰かと繋がるための重要なアイテムなのだけれど、ボトルメールがブログツールになったので、当然、組み込んだ。
ボクが流したメールは誰が拾ってくれるんだろう。繋がれるかな。緩~い繋がり感に期待大♪


写真は、オーストラリアの飲料メーカー製の『CLASSIC JUICE TROPICAL』
バリ島を経て、赤道を越え、お土産としてボクの手元に届いた。
中身はもちろん手紙ではなくて、リンゴ、パイナップル、マンゴー、パッションフルーツの100%のミックスジュース。
日曜日の朝、イッキのみ。乾いた喉が心地よく潤う。
独りで部屋にいるけれど、ココロは贈り主に繋がる。
重たいのに、お土産ありがとう(^^
キレイなボトルは、部屋の本棚に飾っておこう。
贈り主宛の手紙でも入れてみようかな。。。