微笑み。 | デジタル編集者は今日も夜更かし。

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出版社に在籍していながら、仕事はネット、携帯などデジタル企画のプロデュース。

もし雑誌をやっていたら記事にしたかもしれない様々なネタを、ジャンルにこだわらずコラム風に書いてみる。アナログ志向のデジタル編集者は、相も変わらずジタバタと24時間営業中!


微笑み


一日のうちで最初に微笑むのはいつか、考えたことがあるだろうか。


コミュニケーションのための微笑(びしょう)ではない。
溢れる幸福感から、自然と滲み出る微笑み(ほほえみ)のことだ。


ベッドの中で目覚めとともに、
幸せな夢の続きに、あるいはこれから始まる一日に期待を抱いて微笑むことができたら、どれほど幸せだろう。
毎日が当たり前のように幸せならば、
朝刊でココロ温まる記事を見つけたときに、嫉妬ではなく祝福の微笑みが浮かぶだろう。
愛犬にペロペロなめられたら、くすぐったさに頬も緩むだろうし、
愛する恋人や家族とともに朝を迎えることができれば、顔を見合わせただけで自然と微笑が浮かぶのかも知れない。


もしそんな状況にいないとしたら、
朝の仕度の慌ただしさのなかで、微笑むチャンスはあるだろうか。
通勤や通学の道すがら、微笑みの出会いはあるだろうか。
職場や学校で友と出会うまで、微笑みはお預けかもしれない。
そして、そこにも追従の手揉み笑いしかないとすれば、かなり寂しい。
あらためて振り返ってみると、ボクにだって微笑まない一日がある。


微笑みは、自己満足の究極の発露なんだと思う。


だけどボクが微笑むとき、必ず誰かがどこかで微笑んでいる。
微笑みは繋がっていると、そう信じている。
だからボクは、鏡の前で口角を引き上げて笑う練習に励むよりも、大切なことがあると、

やっぱり思うのだ。


※写真は、柔らかな皮のイントレッチオに包まれたフレグランスキャンドル。
クリスマスのプレゼントで、香りが拡がる炎を見ているとゆったりとココロが穏やかになる。そんなとき、ボクは自然と微笑んでいる。
今日は朝からロケだった。ロケ自体はうまく行って楽しかったけれど、20時間以上起きていることになる。アタマもカラダも、クタクタ。
風呂にゆっくりと浸かってから、キャンドルを灯して、いつもの睡眠の儀式(ちょっと読書など)をして…オヤスミなさい。