ちょっとキミ、失礼じゃないか!? | デジタル編集者は今日も夜更かし。

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NHK『日曜討論/与野党本格論戦 郵政民営化は是か非か』でのへんてこな光景。
スーツ着用の司会のNHK解説委員の前に、中途半端な“軽装”の国会議員4名が並ぶ。

与謝野馨氏(自由民主党政務調査会長)、仙谷由人氏(民主党政策調査会長)、小池 晃氏(日本共産党政策委員長)は、上着なしノーネクタイ。井上義久氏(公明党政務調査会長)だけは、なぜかネクタイのみ。阿部 知子氏(社会民主党政策審議会長)は、ストライプの開襟シャツに上着といういつもの社民党女性議員ルック。みんな変。

環境省命名の“クールビズ”。地球温暖化対策のパフォーマンスで、環境省は「多くの人が取り組めば、ネクタイや上着なしは失礼という意識も消える」というし、小池環境相79年第二次オイルショックのときの“省エネルック”が失敗したのは、格好悪かったからだというが、今回も十分に格好悪いよ~。

しかも、テレビでみるとスゴク非礼な感じがする。
何でだろうと考えてみたら、本来はスーツ着用であるべきところを暑いので失礼してます、って感じの服装になっているのだ。
まるで下着姿でテレビに出ているみたいに見える。国会や省庁内で上着を脱ぐのは勝手だが、それは身内の工夫。

ホリエモンの服装を批判する年長者は多かったし、ボクも彼のセンスを認めるつもりはないが、彼は彼なりに元々上着やネクタイを前提としないTシャツやパンツで人前に出ていた。女のコの見せブラや、ローライズのお尻からはみ出るTバックのパンツだって、ちゃんと他人の目を意識している。
意識をしたドレスダウンはファッション上級者向きの技である。今までスーツという制服しか着てこなかったおじさんたちには難しかろう。ポロシャツやTシャツなら、似合うとか似合わないかはあるにしても、納得できるのだが。官房長官の記者会見も、中途半端だよな。あえていえば、見苦しい。

裸の王様にならないようにみんなで教えてあげようよ、と思いつつどうでもいいやの小ネタ。地球温暖化対策という、本来の目的はどこへやら。パフォーマンス先行は79年当時と変わらない。来年はどうせ、ね。